第32回 日本和装師会研修会

開催日時:2001年6月16日・17日
場所:京都勧業館(みやこめっせ)

去る6月16日、17日は毎年恒例となっております日本和装師会研修会が、京都勧業館「みやこめっせ」において開かれました。会員の皆さんは全国に広がった日本和装師会の在校生・卒業生の方々で、年に一度 この研修会には大勢の会員が自慢のきもの姿で参加します。一日目は市田ひろみ会長による『北部タイ・チェンマイ少数民族』についての講義。お昼をはさんで午後からは江戸時代の造詣が深く、著書もたくさん出しておられる童門冬二先生を迎えての『江戸時代の女性に学ぶ』 を受けました。 童門冬二先生
市田ひろみ会長 その後市田ひろみ会長による福引大会が行われました。きもの、帯、バックなどなど・・・総数50数点の景品が並び何が当たるかドキドキ・・・大いに盛り上がりました。
初日終了後はイタリアンレストラン 「ピッツェリア アル・デンテ」にて夕食会が行われ、それぞれお互いに交流を深め夜を楽しく、そして盛り上がりました。
2日目は、大阪芸術大学教授の井関和代教授を招き、アフリカの染織『カメルーンの布』をお話いただき、違った角度からアフリカを体験しました。実際にその布も見せていただきました。
また、京都橘女子大学教授の田端泰子教授はNHK大河ドラマの舞台である『源氏と北條家の人々』と題して北條家の人々を解説して頂きました。
講義はおよそ2時間ほどですが、どれも興味深い内容ばかりで、会員の皆さんも真剣なまなざしで勉強していました。
田端泰子教授
<font size="4">井関和代教授

今年で32回を数える研修会も回を重ねるごとに参加される会員数も増え、様々な地方の方々とも交流を深める場となっていることは間違いありません。
各分野の先生をお迎えしての研修会は日頃ふれることのできない、また聞くことのできないことが体験できるよい機会です。

今年も実りのある2日間を終えることができました。